浅草を舞台にした私の大好きな映画

私が生まれ育った浅草を舞台にしたは映画は、今までにもたくさんありますが、その中で私が特に大好きな映画が2作品あります。

まず1本は、1988年大林宣彦監督の「異人たちとの夏」です。

(1988年、数々の賞をとりました。)

幼い頃死んだ両親の幽霊と、主人公とのひと夏の出会いと別れ。

ああいう不思議な設定も、浅草という土地柄からか、あまり違和感なく、

すっーと入り込めます。

片岡鶴太郎・秋吉久美子の両親役も大変よかった。

とにかく泣けます。切ない話ですが癒されます。

親不孝ばかりしていた私は、この映画で亡き母といつも再会できるようで、

(私の母親も、性格がこの映画に出てくる主人公の母親に似ていました。)

特にすき焼きの浅草今半の別れの場面は、何度見ても泣けます。心に沁みるシーンです。

「あんたをね、自慢に思ってるよ。」

「自分をいじめることはねえ。てめえでてめえを大事にしなくて、誰が大事にするもんか。」

このシーンのこのセリフが特に大好きです。

もう1本は、1981年森田芳光監督の「の・ようなもの」です。

(第3回ヨコハマ映画祭・日本映画ベストテン第1位・作品賞・新人監督賞受賞)

この映画全体に流れている、どこかトボケた独特の雰囲気がいいです。

特に好きなシーンは、主人公(若手落語家)が堀切駅から浅草雷門まで深夜の下町を

落語の「道中づけ」をしながら、歩いて帰る場面と、「志ん米真打ち昇進パーティ」のビヤガーデンのシーンです。

映画の中で忘れられないセリフは、

・「おもしろい人がいっぱいいるわね。」

 「どこですか?」

 「ほらあの灯りの方。」

・「落語がつぶれることはないですかね。会社みたいに。」

「つぶれるかもしれないけど、その時は日本だってつぶれるさ。」

この映画はもう、28年も前の映画になります。 時代の流れであの映画で出て来る不適切な言葉も今は使用できませんし、映画に出て来る「仁丹塔」も「国際劇場」も今は見ることはできません。

そんな28年も前の映画なのに、今見ても古さをあまり感じさせない映画です。

ビヤガーデンのシーンの尾藤イサオのエンディングに流れる歌も本当にいいです。

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